解体価格の話しからその時の気持ちまで話すね
新築に当たり、私の父親が建てた家を壊してから、その土地に新しい家を建てることにしました
その準備から解体終了までのお話しをします
準備作業
解体までにしなければならない主なことは次の通りです
- 家の整理(必要品の移動、不用品の廃棄)
- 仮住まいの準備
- 解体前のお祓い
- インフラ撤去
- ご近所へのあいさつ回り
私のように既存の住居から新築を行う場合、上記2~5の仕事が追加になります
私は工務店契約から解体まで約半年もありましたので何とかなりました
また、家の整理は契約前から徐々に行っていましたので、比較的楽に進めることができました
「家を建てよう!」と思いたったら、すぐに家の片づけを始めることをオススメします
家の整理(必要品の移動、不用品の廃棄)
我が家には、大きな倉庫とシャッター付きの車庫があったので、必要品はそこへ移動しました
費用削減のため、物品の移動はすべて家族で行いました
もし、倉庫と車庫がなかったらどうしたのかな、みなさんどうしているのでしょう??
不用品は休みのたびに地区の廃棄物処理場へ運びました
不用品の処理も家の解体業者へお願いすることもできるのですが、処理費用が5-10万円かかると言われたので、すべて自分ですることにしました
わが町の粗大ごみ処理費用は、20kg当たり400円、20kgを超えると10kg当たり200円の追加です
軽トラいっぱいの量で数千円だったと思います
処理費用は自治体ごとに異なると思いますので、みなさんの具体的な費用については、お住いの自治体へお問い合わせください
「家の整理」で一番問題になるのが、何を新居へ運び入れ、何を廃棄するかの選択ですね
私はすべて捨てることを前提に分類しました
ここ1か月使わなかったものは、おそらく一生使わないと割り切りました
そう考えないと、何も捨てることができないのです
とにかく捨てる、そう考えると片付けが早く進みますよ
仮住まいの準備
家を解体してから約半年間、仮住まいを準備しなければなりません
なるべく近くで安い物件を探したのですが、運よく、歩いて3分の安い物件を借りることができました
その物件の大家さんは、私がよく知っている方だったので、本当に助かりました
なるべく早めに物件を探すのがポイントですね
解体前のお祓い
仏壇を移動しなければならないため、地元の和尚さんへ仏壇の魂抜きと家のお祓いをお願いしました
これは施主さんの気持ちですので、すべての人が行うことだとは思いませんが、私はやってもらってよかったと思っています
インフラ撤去
ここでいうインフラとは、テレビ、電話、電気、インターネット、ガスです
電気は中部電力へ撤去と仮住まいへの開通をお願いし、ガスはJAへ撤去をお願いしました
テレビは地元のCATVを使用しているため、そこへお願いし、スムースに作業ができました
問題になったのが、電話とインターネットの工事で、依頼先はKDDIです
とにかく工事日程が遅い!
撤去も仮住まいへの開通も日程が合わず、かなりクレームをつけました
あとで知ったのですが、KDDIはNTTの線を借りているため、工事もNTTの下請け業者になり、日程を後回しにされるそうです
つまり、日程が合わないのはKDDIの責任ではなく、NTTの都合らしいです
しかし、気分がかなり悪かったのは事実です
インターネット回線の遅れは仕事にも影響するため、WiFiのレンタルをしました
私が利用したのは「WiFiレンタルドットコム」ですが、回線スピードも不満なく、料金的にも満足のいくサービスでした
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また、工事が要らないソフトバンクAirも魅力的で、もっと早くこのサービスを知っていれば、回線をKDDIから切り替えたかもしれません(この時は、このサービスを知りませんでした、残念!)
解体工事の数日前に、工務店さんといっしょにあいさつ回りを行いました
問題が起きないように工事をします、何か苦情があれば工務店までお願いします、と近所へあいさつ回りをしました
タオルを持ってあいさつ、というイメージでいたのですが、タオルはいらない、と言うことでした
いよいよ、解体工事が始まります
解体費用の相場
我が家は2階建ての広い家でしたが、坪3万円ほどの費用がかかりました
ハウスメーカーや工務店探しの時に、家の解体費用の相場も確認したのですが、概ね2-3万円だそうです
費用の大半が廃棄物処理費用にあたるため、解体時に想定外の廃棄物が出る場合は、使い費用を取られます
したがいまして、前述の通り廃棄物の処理はできるだけ自分で行った方がコスト削減になります
なお、解体屋さんとはできるだけ仲良くしておくことをオススメします
仲良くしておくと、次のような良いことがあります
我が家には不要な庭木が数本あったのですが、その処理を無償でやってもらいました
見積もりには数万円と書いてあったのですが、最終的にはタダでやってもらいました
感謝!!
解体工事
事件 その1
解体工事は10月20日に始まり10月30日に終了しました
毎日解体する家へ通う中で、奥様が大黒柱を取ってほしい、と言い出しました
工務店へ相談すると費用がかかるし、取っておいても何の役にも立たないと言われたため、奥様を説得したのですが、どうしても取ってほしいと譲りません
それを聞いていた解体屋さんが、柱に傷がついても文句を言わないなら取って上げる、と言ってくれたため、お願いし、大黒柱を取りました(工務店さんは嫌な顔をしていました)
私は使い道があるのかなあ、と思いましたが、奥様は大満足で、加工して椅子にすると言っています
数年後どうなっているか、楽しみが増えました
事件 その2
我が家では猫を飼っていますが、解体中の家を最後に見せてあげようと、この猫を現場へ連れて行きました
現場で解体中の家を見せたとたん、この猫が暴れだし、私の手をすり抜けて解体中の家中を走り回ります
しばらく走り回った後、家の真ん中当たりで、近所中に響き渡るような大声で泣き叫びました
何回も何回も泣き叫びます
その声は「ぼくの家が壊れている」「ぼくの家が無くなちゃう」と聞こえました
私の目からは涙があふれ、胸が締め付けられるほど切ない思いになりました
長年住んだ家でしたが、私には不思議と愛着が無く、家を壊すときもなんともないと思っていました
私の奥様には冷たいね、なんて言われていましたが、胸の奥ではとっても寂しかったんだ、と再認識させられた事件でした
私を素直にしてくれた愛猫に感謝です!
この猫に関しまとめた記事もありますので、よろしければこちらも目を通してください
まとめ
とりとめもないお話しになってしまいました
少しは参考になりましたでしょうか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました