家の仕様

収納が足りない!

ねこちゃん
ねこちゃん
収納はいくらあっても足りないね
みんなどうしているのかなあ
いぬくん
いぬくん
ながみ流収納計画を解説するね

収納スペースはどれくらいあればいいのか、収納はいくらあってもいいよね、でも収納スペースがない等収納に関する悩みは多いですね
私がどういう考え方で収納計画をたてたのか解説しますので、参考にしてください
なお、あくまで個人的な考え方ですので、その点ご了承ください

収納計画の考え方

- 結論 -

1) 収納スペースは家の外に確保する
2) 家の中の収納スペースは、すき間を利用する
3) 2)のための造作棚やニッチを多く作る
4) 収納のための、ロフトやスキップフロアは作らない

以下、項目ごとに解説します

収納スペースは家の外に確保する

収納スペースがたくさんある家を見学すると、たくさん収納できていいなあ、と思いますよね
しかし、あなたが考えている収納スペースの坪数を合計してください
数坪になりませんか?それだけあれば、書斎や子供部屋がもう一つできませんか?動線がもっとよくなる間取りになりませんか?

収納スペースを確保するために、居住スペースにしわ寄せが来るケースが多くあるのです

収納スペースが無いと、家が整理できずに物であふれてしまう、という思いはわかりますが、逆にスペースがあるから片付かない、ということも言えるのです

そうは言っても必要最低限の収納スペースは必要ですので、めったに動かさない物の収納スペースは屋外に作りましょう!

家の中に収納スペースを作るよりも安くできますし、そこに固定資産税はかかりません
そのための土地は必要ですが、工夫すれば広いスペースが確保できると思います

外に設置できる物置は、20-30万円あれば、立派なものができます
家の中のスペースなら、1坪50-70万円が相場とすると、割安ですよね
この物置も外構の一つと考えれば、楽しみがまた一つ増えますよ

外に収納を作ると、そのたびに特に行くっていうこと?と思われますが、その通りです
年に1回や2回だったら取りに行きましょう
そのたび取りに行く必要があるものは、次のすき間収納へ入れてください

家の中の収納スペースは、すき間を利用する

家の中には、居住スペースとならないすき間ができます
そのすき間を収納スペースにしましょう

ニッチ例えば、キッチン、トイレやちょっとした壁の空きスペースににはニッチを作りましょう
ニッチは小物を収納するのに非常に便利です

ニッチはどこにでも作ることができるわけではなく、筋交い等が入っていないことが条件になります

家を建てている時に頻繁に現場へ通い、大工さんにニッチの希望と図面を渡しましょう

工務店を選ぶときに、こうした要望にも応えてもらえるか確認しておく必要があります
コマツ住研は、材料費だけもらえれば、なんでもやりますよ、と言ってくれましたので、なんでもお願いしました(材料費は高くつきましたが)

また、ちょっとしたすき間には、造作棚を作ってもらいました
市販の棚では入らないところでも造作ならば何とでもなります
こうした少しづつの収納スペースが生活する上で役にたつのです

収納のための、ロフトやスキップフロアは作らない

私は、初期の間取り検討時には、収納スペース確保のために、ロフトやスキップフロアを考えました

まず、ロフトを考えましたが、重いものは持ち上がらないため、収納物が限られること、使いにくいため収納物が置いたままになること、予想よりもコスト高であったことから、ロフトの設置は諦めました
ロフトには収納以外の使い方もありますので、ロフト自体を否定するつもりはありませんが、収納のための設置はオススメできません

次に、スキップフロアの設置を考えました
スキップフロアは魅力的で、図面にまで展開し、これでいこうかと思ったのですが、最終的に高いお金を出してもあまり使わなくなる未来が見えたために、採用は中止しました
そこに物を置いたら、それで終わりですよね
動かさない物は、外に収納すればいいじゃん、ってその時思ったわけです

後悔しない収納計画

収納スペースを入れた間取りを考える前に、収納品リストの作成を提案します

あなたが収納しようとしてる物品と収納に必要なおよその面積、取り出す回数をリストにまとめます
また、収納品のカテゴリを明確にしましょう(衣類、食料品、雑貨、布団、電化機器等)

あなたが高気密・高断熱の家を計画し、冷房や暖房に困らない未来が見えているのであれば、それに伴い不用品がないか確認しましょう
例えば、電気・石油ストーブ、扇風機、厚手の布団等は今後必要ありませんよね

年に一回も使用しない、あるいは1-2回しか使用しない物について、本当に必要か考えましょう
私の経験では、迷うものは捨てても影響ありません

こうして捻出した要らない物は、メルカリで売って新築資金へ回しましょう
お金になると考えれば、片付けもはかどりますよ

クローゼットについて

我が家も、あこがれの「ウォーク・イン・クローゼット」を作りました
普通と少し違うのは、造作棚をたくさんつけてもらったことと、2つの部屋の真ん中に設置し、両方から使用できるようにしたことです
造作棚を作ることによって、天井まで収納スペースが広がり、収納量が増えました
造作棚は、クローゼットでもオススメです

また、他の部屋には普通のクローゼットを作りましたが、ハイドア仕様にしました
ハイドア仕様とは、天井まで目いっぱい使用する作りです
こうすることで、収納量が増えるのです

まとめ

我が家では、当初食品庫をキッチンの隣に作る予定でした
しかし、上記の収納の見直しを行った結果、そんなに収納スペースは要らない、とう結論に達し、この食品庫を私の書斎へ変更しました

結果として、コロナ禍において在宅勤務が増えた現在、書斎にして本当に良かったと思っています

もちろん必要な収納スペースは家の中に確保するべきです
私が言いたいのは「念のため」とか「あれば便利」といった収納スペースはやめましょうということです

収納スペースにも居住スペースと同じだけのお金と税金がかかります
ぜひ、収納計画を見直していただき、後悔の無いようにしてください

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました

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