家の仕様

和室はいらない?

ねこちゃん
ねこちゃん
和室を作ろうか迷っています
いぬくん
いぬくん
僕は和室を作ってよかったよ

新築に当たり、和室をつくろうか、迷っている方は多いと思います
使用頻度が低いからお金をかけるのはもったいない、日本人は畳の部屋が必要、色々な意見があると思います
我が家の和室を紹介しますので、和室を作るか否かの参考にしてください

我が家の和室

我が家は長野県の田舎にあります
田舎では、お客様の接待は和室で行い、お客様は和室に宿泊していただく、子供のころからそういう生活でしたので、新築に当たっても和室は必須という考えでした
また、冠婚葬祭の集まりも自宅で行いますので、和室とリビングがつながる間取りとして、大勢が集まることができるスペースが必要でした

そんな前提で我が家の和室を紹介します

我が家の和室は、玄関から直行できます
入口はリクシルのハイドアの引き戸です
お客様を和室へすぐに案内できる間取りとし、大きさは7畳としました
本当は8畳にしたかったのですが、予算上1畳削って7畳にしました

欄間我が家の和室には欄間を設置しました
前の家にあった欄間を自分で磨いて、新しい和室へ取り付けてもらいました
このために天井高を100mm高くしたり色々で、お金がかなりかかりました
まあ、一般的な欄間のお値段は、30万円~50万円ですので、これよりは安く上がったと思います

 

畳畳と言えば、井草を思い浮かべますが、我が家は和紙の畳にしました
和紙の畳は、色が変わらない(日焼けしない)、毛羽が立たない、井草とお値段は同じ、という特徴があります
良いことばかりですが、大きな欠点があります
畳の上に重いものを乗せると、そこがへこみます
井草の場合は、へこんだところを少し湿らせてドライヤーで温めればすぐに回復しますが、和紙はすぐに回復しません
和紙畳には跡が付かないように、細心の注意が必要です

畳の形状は琉球畳にしましたが、普通の畳の約2倍の価格でした

化粧柱和室には仏壇を収めましたが、そこに扉を付けるか付けないかでかなり悩みました
仏間には扉をつけるものではない、という人もいれば、そんなの関係ないという人もいます
最終的には、扉はつけませんでしたが、それでよかったと思います

仏壇の横の柱は、ヒノキの5寸化粧柱としました
存在感があり、いい感じです

カーテンは、プリーツスクリーンとしました
プリーツスクリーン普通、プリーツスクリーンはダブルの構造ですが(光を遮る素材とレースの素材の2重構造)、我が家はシングルの構造にしました(光を遮る素材のみ)
和室の窓は、道路から見えず、レース素材を使わないだろうと考えたためです

押し入れは、釣り押し入れで、下部にはFIX窓を設置し、光を取り入れるようになっています

照明は、前の記事で紹介したオーデリックの照明です

和室とリビングは3枚戸の引き戸にしました
引き戸は戸袋に収まる構造とし、収納時に目立たないようにしました

和室によくある床の間は作らず、障子も設置しませんでした
和室はお金をかければかけるほど素晴らしいものになりますが、自分としてはそれほどお金をかけるものではないと思い、贅沢はしませんでした
和室の設計は、施主の嗜好によるところが大きいですね

和室の役割

和室の役割を整理してみます

  1. 接客用スペース
  2. お客様宿泊スペース
  3. 憩いの間(畳を楽しむ、和を楽しむ、子供の遊び場)
  4. 仏壇設置

主な役割は、こんなところではないでしょうか

もし、お客様はほとんど来ない、憩いの場所は他にある、和の楽しみはいらない、仏壇はない或いは仏壇置き場は和室にこだわらない、ということであれば和室はいらないかもしれません

私は多くの完成見学会へ行きましたが、ほとんどのお宅で和室がありました
若い方も和室を作るんだと変に感心しました
中には、上座敷と下座敷があり、立派な床の間があるお宅もありました
今時珍しいなあ、と思ったのですが、施主さんが日本舞踊のお師匠さん、という落ちでした

まとめ

和室を作る作らないは個人の好みによるところが大きく、正解はないと思います
今回紹介しました役割を見いだせるのであれば、和室はあった方が良いですし、役割がなければ、他の部屋の方がよいでしょう

最後に、私が和室が欲しかった理由がもう一つあります
私は、海外生活の経験があり、そのとき日本へ帰ったらどうしてもやりたいことが一つありました

「畳の上でゴロゴロしたい、畳の上で眠りたい」

だから和室が欲しいんです

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました

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