ハウスメーカー

春の住宅特集!から得られるもの

ねこちゃん
ねこちゃん
地元フリーペーパーに「春の住宅特集!」という記事が載っていました
いぬくん
いぬくん
その記事について考察してみましょう

地元フリーペーパーに掲載されていた「春の住宅特集!」という記事に目が留まりました
完成見学会やモデルルームの見学案内が特集されています
以前、このような広告には目を通し、気になる工務店の完成見学会へは参加しましょう、と言いました

工務店の選び方
工務店ってどこがいい?工務店の選び方って難しいですよね。私の経験を元に間違いのない効率的な工務店の選ぶ方を説明します。工務店のメリット、デメリットも書きますので、参考にしてください。...

広告に書かれている内容を確認し、その内容について考察してみます
なお、掲載されているメーカーは、地元企業が多いので、全国的に見ると無名だと思いますが、広告内容としてはどのメーカーもよく使う文言だと思います

広告掲載メーカーとその特徴

広告掲載メーカー毎に記事に書かれているキーワードを拾い上げ、それについて気になる点があれば、私のコメントを付けたいと思います

積水ハウス

・「鉄骨2階建て」完成見学会
・1年中、熱交換型換気で快適性と省エネを実現、メンテナンスも簡単
・空気清浄機で汚染物質を除去。きれいな室内環境に

言わずと知れた大手ハウスメーカーです
個人的に「鉄骨」は気密性も断熱性も取れないと考えていますので、「鉄骨」の家は私のハウスメーカーの選択肢からは外れます

あっとホーム

・伊那谷の風土や気候の特徴を取り入れて快適な生活に生かす工夫
・床、壁、天井、ドアと無垢材を家全体に贅沢に使用した、温もりのある家

普通の特徴ですね

倉田工務店

・わかりやすく無理のない価格設定
・水回りにパナソニック製品を標準装備
・パナソニックの「クラフトレーベル」

パナソニックの請負なのかな

ユニバーサルホーム

・1階全室床暖房

外観写真と特徴としては「床暖房」のみ
普通かな

アイフルホーム

・高気密高断熱の快適空間
・C値0.54cm2/m2相当
・UA値0.59W/m2・K(4~7地域)、0.48W/m2・K(3地域)
・オリジナルの高気密高断熱構法(アクアホーム使用)

はじめて、「高気密高断熱」という文言が出てきました
また、珍しくC値とUA値を明記してありますが、値のレベルは一条工務店と同じです

竹花工業

・省エネ性にも優れた長期優良住宅仕様
・キッチン、バス等にはパナソニック製品を標準仕様
・木と鉄を組み合わせた部材により耐震等級3を実現

パナソニックの請負かな
鉄骨を使っているなら、私の選択肢からは外れます

ミヤ建住産

・地域密着の細やかなサポート
・木材在来工法による自然を感じる家づくり
・通期断熱WB工法

普通の特徴ですね
通期断熱WB工法は、私はそのメリットを理解できないので魅力を感じません

U建築

・太陽光発電+V2H or 蓄電池設置
・エアコン1台で暖冷房
・ペット共存型住宅

「V2H」とは、「Vehicle To Home」の略ですね
太陽光発電の電気を車にため、夜間や非常時に車に貯めた電気を家で使う循環型ホームの考え方です
私もいずれは電気自動車を購入して「V2H」を導入したいと思っていますが、今すぐにはとは考えていません
また、現時点において蓄電池は投資費用を回収できないので、導入するならまだまだ先の話しです
「エアコン1台で暖冷房」はちょっと興味がありますね

三好屋建設

・通期断熱WB工法
・暮らす人のスタイルに寄り添う設計とデザイン

通期断熱WB工法は、先に述べた通りメリットがよくわからないので魅力を感じません

北原工務店

・ウイルスの不活性化が証明された無添加住宅のオリジナルしっくい

しっくいの壁でウイルスを除去するなんてすごいなあとは思いますが。。。

建設工房 檜家

・柱や土台にもなんと樹齢80年クラスの材をぜいたくに使用した家
・トリプル断熱通期工法で驚きの気密と断熱を実現

家の外観のデザインは、モダンで私好みですが、「トリプル断熱通期工法」って何でしょう?
私は「〇〇工法」と聞くと、なんだか怪しいと思ってしまいます

信州ハウジング

・建売住宅
・すぐに住めるフルパッケージハウス

建売住宅は、考察の対象外です

小林工業所

・耐震等級3
・断熱はZEH~G1基準レベル
・省エネ省メンテの換気システム採用
・全棟気密測定実施
・2021年床下エアコンの家をリリース

ZEH G1レベルは、ほどほどの性能ですね
「全棟気密測定実施」と「2021年床下エアコンの家をリリース」は興味があります
完成見学会で、C値がどれくらい出るのかと、床下エアコン設置をどこで学んだのか、どう設置するのか、話しを聞いてみたいです

全体の考察

13社のうち、C値、UA値を明記しているメーカーは「アイフルホーム」1社のみでした
しかも、その値は「パッシブハウス」の基準に遠く及びません
少し、残念ですね

また、「高気密高断熱」を謳っているのは、「アイフルホーム」「建設工房 檜家」「小林工業所」の3社のみでした

今の建築業界では、「高気密高断熱」は当たり前なので、広告には書かないのか、「高気密高断熱」ではないので書けないのかはわかりませんが、この結果には少し驚きました

このように広告からメーカーの特徴をまとめると、見学したいメーカーの順番や質問項目が見えてきます
ぜひ、みなさんも広告の考察を行ったうえで、完成見学会へ行き、突っ込んだ質問をしてください
その対応で、メーカーの技術力も見えてきます

まとめ

  1. 13社のうち、C値、UA値を明記しているメーカーは「アイフルホーム」1社のみ、値のレベルは「一条工務店」とほぼ同じ
  2. 「高気密高断熱」を謳っているのは、「アイフルホーム」「建設工房 檜家」「小林工業所」の3社のみ、裏付けの確認が必要
  3. 残りのメーカーは、普通の特徴

みなさんも地元フリーペーパーでこのような広告を目にすることがあると思います

家を建てようと思っているようでしたら、今回のように各メーカーの特徴をまとめ、完成見学会で質問してください

そうすることで、広告にはなかったそのメーカーの特徴が見えてくるはずです

今回はここまでとします

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました

では、また!

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