昨日、読売新聞に「東京の新築、太陽光発電の設置義務化…都が年度内にも条例改正」という記事が出ました
東京都は、戸建て住宅を含む都内の新築建物に、太陽光パネル設置を義務付ける方針を固めた。有識者らで構成する都環境審議会が24日、義務化を求める中間答申をまとめた。都はパブリックコメント(意見公募)などを経て、年度内にも関連条例を改正する
- 讀賣新聞より引用 -
この条例、どう思う?
ネット上の反応を見ると、反対意見が多いようです
- 太陽光パネルを設置すると施主の負担が増えるので、義務化するなら補助金が必要
- 太陽光パネルを設置してもメリットが出ないケースがあるのに、なぜ義務化?
- 負担が増えるのは結局のところ施主になる
- 住宅メーカーなど施工者側に義務を課すと、太陽光パネル設置のデメリットの説明が疎かになるのではないか
私は以前述べた通り、太陽光パネル設置のメリットを確認した上で太陽光パネルを設置してほしいというのが持論です
なお、メリットがあれば、ぜひ設置してほしいと思っています
メリットが有るか無いかは、こちらの記事を参考にして検討してください
基本を忘れないように!
太陽光パネルを設置すれば、使用電気料金を節約できますが、基本的な節電を忘れてはいけません
新築の際は、高気密高断熱による節電をご検討ください
高気密高断熱による節電をした上で太陽光パネルを設置することにより、ZEHが実現できます
太陽光パネル設置のメリットが無い方も高気密高断熱住宅にすれば節電が可能になります
基本を忘れてはいけませんよね
義務化へのアレルギー
私は「義務化」というと一種のアレルギーを覚えます
特に、高額な自動車や家に対して「こうしなさい」と言われると、「そうじゃないでしょ」と思ってしまいます
家は一生に一度の買い物ですし、自分の個性を主張したくなる商品です
家の屋根へ太陽光パネルを設置すると家のデザインが崩れるから絶対嫌だ、という方もいるでしょうし、太陽光パネルは絶対付けたい、という方もいるでしょう
その選択を奪われるということにやるせない思いを持ってしまうのです
今回の条例は、施主に課せられるものではなく、住宅メーカーなど施工者側に課せられるものですが、「義務化」となれば、住宅メーカーなど施工者側から施主へ影響が出るのは間違いないでしょう
人間、他者から「こうしなさい」と言われると、反論したくなりますよね
まとめ
- 東京では、新築建物に太陽光発電の設置を義務化する条例ができそうです
- この条例に対しては、反対意見が多くみられます
「カーボンニュートラル」への取り組みは、なくてはならないものになっています
企業にとっても一個人にとっても避けられるものではありません
一個人として何ができるか、今からよく考えておくタイミングに来ていますね
今回はここまでとします
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました
では、また!